はじめに:結婚式の“新しいかたち”
結婚式=数百万円かかる大イベント──そんな常識は、今や変わりつつあります。
「式は挙げないけど、写真はきちんと残したい」「ふたりらしい形で思い出を作りたい」という声が増え、フォトウェディング(いわゆるフォト婚)が注目されています。
費用を大幅に抑えながら、思い出に残る一日を形にできる。
そんな現代的で柔軟な選択肢が、フォト婚なのです。
フォト婚とは?式を挙げないカップルが増えている理由
フォト婚とは、結婚式や披露宴を行わず、写真撮影をメインにした結婚スタイルのことです。
衣装・ヘアメイク・撮影がセットになったプランが多く、短時間で完結する手軽さも人気の理由です。
選ばれる背景には、以下のような事情があります。
- 結婚にかけられる予算を抑えたい
- 家族や親しい人との小規模な記念を望んでいる
- 再婚・授かり婚・晩婚などライフステージの多様化
- SNSに残せる写真を重視したい
- コロナ禍以降、式そのものを見直す流れが強まった
実際にかかる費用はどれくらい?
フォト婚の費用相場は、だいたい5万円〜20万円程度。
その中でも「スタジオ撮影+衣装・ヘアメイク付き」のようなシンプルなプランであれば、10万円以下での実施も十分可能です。
費用例:
プラン内容 | 費用目安 |
---|---|
スタジオ撮影 | 3万円〜10万円 |
ロケーション撮影 | 5万円〜20万円 |
衣装&ヘアメイク込み | 約7万円〜 |
平日限定やキャンペーン価格を狙えば、さらにリーズナブルになります。
格安フォト婚を叶える方法5選
スタジオパックプランを活用する
写真スタジオ各社では、撮影・衣装・ヘアメイク・アルバムをセットにしたパックプランが多数用意されています。
「写真データ+衣装1着+メイク付き」で5万円〜10万円程度が一般的です。
平日・閑散期を選ぶ
土日祝日や春秋の繁忙期は割高になる傾向があります。
撮影日を平日に設定したり、冬場などのオフシーズンを選ぶことで、費用が大幅に抑えられます。
セルフフォト婚を検討する
プロに依頼せず、自分たちで写真を撮る「セルフフォト婚」も人気です。
スマホや一眼カメラを使って、公園や自宅で撮影すればほぼ0円。友人に撮ってもらうのもおすすめです。
フリマアプリやレンタルで衣装を調達
ドレスやタキシードは高額なものを買ったり借りたりしなくて大丈夫。
メルカリやラクマでは1万円以下でウェディング衣装が見つかることもありますし、衣装レンタルサービスを使えばトータルコーディネートも安心です。
メルカリでウェディングドレスを調達するときのコツについてはこちらの記事をどうぞ👇

実例紹介:10万円以内でここまでできる
Aさんカップル(東京都在住)の例:
- プラン:都内スタジオ撮影プラン
- 料金:税込99,000円
- 内容:新郎新婦衣装1着ずつ・ヘアメイク・30カット撮影データ・アルバム付き
- 特典:両親向けミニアルバムプレゼント
カップルの声:
最初は費用面ばかりを気にしていましたが、実際にやってみるとスタッフの方も丁寧で、仕上がりも大満足でした。高いお金をかけなくても、素敵な記念になると実感しました。家族も喜んでいました。
フォト婚のメリットと注意点
メリット:
- 費用が抑えられる
- 準備や当日の負担が少ない
- 二人だけの時間に集中できる
- 撮影場所や衣装の自由度が高い
注意点:
- 式をしないことに対して、親族から反対される場合がある
- 写真中心のため、儀式や挨拶の機会がない
- ロケ撮影の場合は天候に左右される
- オプション追加で費用がかさむこともある
- 家族の見学が許可されていない場合もあるため、事前にスタジオや撮影会社に確認しておくと安心
事前にプラン内容や追加料金、撮影イメージをしっかり確認することが大切です。
まとめ:ふたりらしい結婚を大切にするという選択
結婚式の形は、もっと自由であっていい。
高価な披露宴や式を挙げなくても、思い出に残る形はつくれます。
フォト婚は、金額だけではなく「ふたりにとって何が大切か」を考えた結果の、ひとつの答えです。
これからの結婚は、モノではなく“納得感”と“ストーリー”が大事な時代。
10万円以下でも、きちんと気持ちがこもった、あたたかな記念日はつくれます。
あなたも「ふたりらしい結婚」のかたちを、一歩ずつ見つけてみませんか?
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